バックカントリーの達人にその魅力を聞いてみた!

作成: 日時: 2014年11月8日
行きたい

近年注目を集めているバックカントリー。
その魅力と楽しみ方を達人に聞いてみた。

みなかみ町 冒険小屋 バックカントリーガイド 伊津野 道也さん

みなかみ町 冒険小屋 バックカントリーガイド 伊津野 道也さん

 

―バックカントリーとはどんなものですか?

裏山、ゲレンデ外、山岳エリアなど安全管理を自分(達)で行わなければならない場所でのスキー、スノーボードなどです。楽しい反面、危険を伴った場所での遊びです。

 

―その魅力はどんなことでしょう?

厳冬期、深々と降る雪のもと、パウダースノーの浮遊感は他では味わえない特別な感覚です。一方春は天候が少しずつ落ち着いてきて、積雪が安定に向かっていく季節です。行動もしやすくなり景色を楽しみながらのハイクアップ(登り)は疲れを忘れさせてくれます。また、春のザラメは私達に極上の滑走をもたらしてくれます。

いずれにしてもバックカントリーは自分の技術や知識の向上と、その喜びが比例します。その、誤魔化しのきかないステップアップこそが最大の魅力かと思います。

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―初心者でも滑ることができますか?

まずゲレンデ内はどんな積雪コンディションでもコントロールできる事。特に非圧雪コースの練習も大切です。そこが出来た上でガイドツアーの初級者コースからの参加をお薦めします。ゲレンデ内では練習しずらい登りや道具の使い方などなど親切、丁寧に案内します。

冒険小屋ではビギナー、ベーシック、プレアドバンスとレベルに応じたコース設定。ビギナーコース10,000円、7時半集合でツアー内に安全講習が含まれます。また、春からのトリップツアーは目標設定に楽しみなコースが盛り沢山です。

 

―どんな装備が必要ですか?

滑走具(スキー、スノーボード、テレマーク)、ハイク道具(スノーシュー、ストック、シール、スキーアイゼン)、ウェア、防寒着、グローブ、ゴーグル、サーモス(温かい飲み物)、行動食、非常食、サングラス、ヘルメット(任意)、日焼け止めなど。レンタル品としてビーコン、プローブ、スコップ、スノーシュー、ストック、バックパックがあります。

バックカントリー必須の3アイテム。ビーコン、プロープ、スコップ。

バックカントリー必須の3アイテム。ビーコン、プロープ、スコップ。

 

―冒険小屋さんのウリはありますか?

レギュラーツアーでは当日、最新の情報収集をし天候や積雪コンディションが一番良い場所を選定し最適なフィールドを目指しますので参加者には大変喜ばれています。また、併設の宿泊施設(ゲストハウス)は出発が朝早くても前泊すれば体力的にも安心です。ツアー前泊1,000円はお得で便利だと好評です。

 

―最後に伊津野さんにとって「滑る」とは?

大きな楽しみの一つでありガイドとしてのツールです。自分自身、まだまだ未熟なので一生懸命取り組んでいきたいです。

 

伊津野 道也さん/プロフィール

1971年群馬県桐生市に生まれる 1999年ガイドとしての第一歩をラフティングを始める 2009年より約10年間 川、沢、山、雪のガイドとして経験値を積む 2010年みなかみ町のアウトドア会社「冒険小屋」に入社 以来ガイドやコーディネーターとしてバックカントリー、キャニオニング、尾瀬ハイキング、パックラフトのツアーを中心に活動中。

・日本雪崩ネットワーク(JAN)Level1 ・日本山岳ガイド協会(JMGA)登山ガイドステージⅡ ・野外救急法(WFA)50時間 ・日本赤十字救急法救急員 ・尾瀬認定ガイド協議会 尾瀬自然ガイド

 

冒険小屋
群馬県利根郡みなかみ町 綱子57
TEL:0278-72-3744
http://www.boukengoya.com/