【雪国ガストロノミーの楽しみ方】採って、作って、食べる 〜山菜を食べる編〜

作成: 日時: 2017年4月14日
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【雪国ガストロノミーの楽しみ方】採って、作って、食べる

雪国の春は格別だ。山菜を採りに山に入ると、いつもと違った空気につつまれて身も心もすっきりしている自分に気づく。ダイニングでは、さっき採ったばかりの山の恵みをシェフが洗練された料理として魅せてくれる。ふだんの自分とは遠く離れて、採って、作って、食べる。地の恵みを五感で感じる旅をご案内します。

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雪国の恵みを、いただきます

テーブルセッティングし、作ったものをみんなで食べる。一口食べて、摘みたての山菜のえぐみのなさ、柔らかさに驚き、思わず目を合わせる。頬が緩む。採りたての、生き生きとした里山のめぐみを味わうダイニング。雪国の山菜はアクが少なく、透明感がある。それでいて、春らしいほろ苦い味も決して消えてはいない。その理由は雪どけ水にさらされるから、害虫の忌避効果がなくてもいいからなど、多説あるけれどもまだ解明されていない。そんな話をしながら、春先だけの雪国のめぐみを存分に味わうひととき。これぞ雪国ガストロノミーツーリズムの醍醐味だ。

 

【雪国ガストロノミーの楽しみ方】山菜料理を〜食べる〜

八寸と呼ばれる懐石に用いる器に盛られた雪国の春の恵たち。古民家の中で見るそれらは、まるで宝石箱のよう。(里山十帖にて撮影)

【雪国ガストロノミーの楽しみ方】山菜料理を〜食べる〜

八寸に盛られる食材は季節によって変わり、四季折々の旬の食が味わえる。(右上から下へ:うるいの生春巻き/小芋の甘辛スパイス/蓮根の手まりずし/一本ぜんまい/新たまねぎとせり、甘夏麹和え/うどのきんぴら/わらびと切干大根、三杯酢/いちご 発酵酒粕、山グルミのせ /ふきのとう梅和え/雪室人参のムース/炊いた里芋蕗味噌のせ/大崎菜とわらびの醤油漬け)

 

 

オススメプラン|裏山おさんぽツアー

裏山おさんぽツアー

毎日、「里山十帖」の宿泊者限定で開催される「裏山おさんぽツアー」 ガイドと一緒に、サンショウウオを見たり、巻機山を眺めたり、山菜採りにチャレンジしたり……。のんびり30〜45分、マイナスイオンをたっぷり浴びながらみんなで歩きます。6月上旬までは山菜採りがメイン。10数種類の山菜を探す小さな旅にでかけよう。詳しくはこちら。お問い合わせは下記旅館へ。

 

大沢山温泉 里山十帖

大沢山温泉 里山十帖

「真の豊かさ」を体験と発見によって感じることができるお宿。テーマの異なる12の客室、オーガニックと創作料理を提供するレストランなど、体験を通じて訪れる旅人の五感を刺激する。
新潟県南魚沼市大沢1209-6
TEL 025-783-6777
http://www.satoyama-jujo.com/

 

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真白き世界に隠された知恵と出会う”雪旅”

雪国ガストロノミーツーリズム

いろいろな場所を食べ歩くのもいいけれど、ときには目の前の一皿に向き合うのもいい。旅先でおいしいものに出会ったら、食材やそれを育てた人に思いを馳せてみる。風土や文化とつながる食のストーリーが、旅をもっと豊かにすることでしょう。