【魚沼の里】「八海山雪室」で体感する雪国文化

作成: 日時: 2020年12月4日
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冬は日本酒造りの最盛期。八海醸造の第二浩和蔵もこの時期大忙しの毎日だ。
その八海醸造が運営する「魚沼の里」がある雪国・魚沼は、昔ながらの生活の知恵として発酵の伝統文化を活かし、受け継ぎながら、季節の移り変わりを大切に生きている地域。「魚沼の里」はそうした暮らしや雪国の文化を通じて「〝郷愁とやすらぎ〟を感じていただきたい」という想いから誕生した施設だ。
霊峰・八海山の麓、南魚沼市長森の一角にあるのどかな里山には、清酒八海山を製造する第二浩和蔵を中心に、「八海山雪室」、「そば屋長森」、菓子処「さとや」、「つつみや 八蔵」など心安らぐスポットが点在している。
今回はその一つの雪室に足を運んだ。ここは東日本大震災の後、自然エネルギーが注目される中、雪国の文化として昔から根づく雪室こそ自然エネルギーだ、という想いから建設された。雪国では冷蔵庫のなかった時代は雪を貯蔵し〝天然の冷蔵庫〟として食料を保存していた。雪室は電気を使わないクリーンエネルギーでもあるのだ。
雪中貯蔵庫には毎年2月頃に体育館ほどのスペースに約1,000トンの雪を入れる。一年を通して4度前後に室温が保たれた中では36万ℓ(一升瓶にして約20万本)の純米大吟醸酒の原酒がタンクに貯蔵されている。日本酒のほか、人参やじゃがいもなどの根菜類も雪室で貯蔵され、糖度が増して美味しくなる。それらの商品はショップで買うこともできる。館内には焼酎貯蔵庫やカフェ、キッチン雑貨を中心に集めた売店なども併設しており、雪国の知恵と食文化を満喫できる施設である。

 

寒仕込みの季節を迎え第二浩和蔵から蒸気が立ち上る。

 

1,000トンもの雪が積み上げられた「雪中貯蔵庫」。

 


雪室の仕組みや昔の雪室の様子も紹介している雪中貯蔵庫見学ツアーは、毎日10回開催中。(当日予約制・各回10名先着順)

 

焼酎貯蔵庫。
〈右側〉オーク樽にて貯蔵されている米焼酎。
〈左側〉購入後、専用棚で希望の日まで陳列貯蔵されるメモリアル焼酎。最長5年間貯蔵可能。

 

試飲カウンターでは清酒八海山や焼酎、あまさけなどを試飲できる。一部のプレミアムな商品も有料となるが試飲可能とのことなので、自分好みの味わいのお酒に出会えるチャンス。

 


米・麹・発酵をコンセプトにしたショップ「千年こうじや」。発酵食品やバウムクーヘンなどのオリジナル商品や、清酒八海山など各種商品が購入できる。

 

「ユキムロカフェ」ではあまさけを使ったドリンクやガンジー牛のソフトクリームが楽しめる。

 

キッチン雑貨「okatte(オカッテ)」では地元新潟産の酒器や八海山オリジナルグッズも人気だ。

 
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魚沼の里
新潟県南魚沼市長森426-1[六日町I.C.より車で20分]
お客様対応室 TEL.0800-800-3865(平日9:00~17:00)
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http://www.uonuma-no-sato.jp/
※元旦のみ全施設休業/little M. &FORESTは火曜定休/さとや、さとやベーカリーは第2・4火曜定休
※臨時休業している施設がある場合があります。HPでご確認の上お越しください。

1.そば屋 長森
2.菓子処 さとや
3.つつみや八蔵(はちくら)
4.little M. &FOREST
5.八海山雪室
6.八海山みんなの社員食堂
7.猿倉山ビール醸造所
8.little M.