いよいよ発売、八海山雪室で長期熟成させたお酒

作成: 日時: 2016年7月7日
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八海醸造株式会社が運営する「魚沼の里」敷地内には「八海山」の醸造蔵やそば屋や菓子処、売店などが点在し、雪国の暮らしや食文化に触れることができる。特にその中心的存在である「八海山雪室」は1,000トンもの雪を貯蔵し、日本酒や焼酎などを長期低温熟成する施設で、見学も可能だ。スタッフに案内されて施設内に入ってみる。雪室内の気温は3度と暑い夏を忘れさせてくれるほどの寒さだ。

1,000トンもの雪が貯蔵されている八海山雪室

1,000トンもの雪が貯蔵されている八海山雪室

雪室は1,000トンの雪。一升瓶1万本がとれる2万ℓタンクが20本すえつけられている。純米吟醸酒の原酒が2013年から長期貯蔵されているが、その酒がいよいよ発売される。

そのお酒「純米吟醸 八海山 雪室貯蔵三年」は雪室貯蔵用として特別に仕込んで、3年間熟成させた純米吟醸酒。雪室貯蔵特有のまろやかな味わいが特徴だという。パッケージデザインは原研哉氏。雪をイメージした白いボトルが印象的だ。

また、オーク樽で3年貯蔵された米焼酎も同時に発売されるそうだ。「風媒花」と名付けられたその焼酎は、米を原料に酒酵母と黄麹を使用した本格焼酎。淡い琥珀色が特徴で、繊細な香りも魅力的。

オーク樽に保存されている焼酎

オーク樽に保存されている焼酎

2018年には5年間熟成した日本酒も発売されるそうだから、今から楽しみである。

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