食欲の秋、魚沼の里の歩き方

作成: 日時: 2023年12月6日
行きたい 食べたい


冬晴れの中、第二浩和蔵から蒸気が立ち上る。

 

 ここは魚沼、日本有数の豪雪地域。低い雪雲から雪がちらほら降り始めると、この地域にも長い冬が訪れる。夏の田園風景が遥か昔の記憶だったと感じるくらい、ここ「魚沼の里」も一面雪に覆われる。第二浩和蔵から立ち昇る蒸米の蒸気も冬の冷気で一層くっきりと目に映る。
 「八海山雪室」は豪雪を利用した施設。冷房施設がなかった昔、この地域の人は冬の雪を「雪室(ゆきむろ)」に貯蔵し、冷蔵庫代わりに利用した。ここでは、その雪国の知恵を活かし、約1,000tの雪を貯蔵し雪中貯蔵している。専用に仕込んだ日本酒約36万リットルの日本酒は一年を通して約4℃前後の環境を保ち、長期間低温貯蔵することで、まろやかさを増していく。環境に優しいその空間では、雪中貯蔵の様子や昔の雪室貯蔵の仕組み、試飲などが楽しめる。

 

1,000トンもの雪が積み上げられた「雪中貯蔵庫」。

 

 最近「猿倉山ビール醸造所」にオープンした「1095(イチゼロキューゴ)BAKERY」ではビールのおつまみになるようなパンを販売している。店名の1095は365日×3食=1095回パンを食べていただきたいという想いからその店名がつけられたそうだ。八海山の仕込み水と天然酵母を使用し、手間を惜しまず全て手作りでパンを作っている。

 

猿倉山ビール醸造所に新しくオープンしたパン店「1095(イチゼロキューゴ)」ではビールおつまみになるようなパンも販売。

 

シュトレーンはクリスマスの時期に食べる伝統的な菓子パン。クリスマスを待つ間、少しずつスライスして食べたり、贈り物にしたり。

 

 また、現在「魚沼の里」内の「八蔵(はちくら)資料館」2階では、八海醸造「百年のあゆみ」展を開催している。

 

歴史と未来への想いを伝えるパネル

 

社員のインタビューも入った映像上映

 

 八海醸造の歴史や想いを知った上で訪れる「魚沼の里」や銘酒「八海山」の味は格別だ。しんしんと降り積もる雪の中で魚沼の里を歩くと、今も昔も変わらず“よい酒づくり”を頑固に守り続ける蔵人たちの息遣いを感じるだろう。

 
 

イベントのお知らせ

●ひと葉のお正月飾り展

魚沼市のひと葉さんこだわりの自然素材を用いた
お正月お飾りの展示販売会です。一つ一つ異なった
手作りのお正月飾りからお好みのものをお選びください。
期間/2023.12.16㈯〜12.29㈮ 10:00-17:00
会場/つつみや八蔵
   ※なくなり次第終了となります。

●八海醸造「百年のあゆみ」展

創業百周年を迎えた八海醸造が創業時から現在
までの歴史を振り返り未来への想いを表したパネ
ルと映像の展示しています。
期間/開催中〜2024年4月下旬頃(予定)
会場/八蔵資料館2階

 

年末年始 営業案内

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魚沼の里
新潟県南魚沼市長森426-1[六日町I.C.より車で20分]
お客様対応室 TEL.0800-800-3865(平日9:00~17:00)
「魚沼の里」サイトリニューアルしました。
http://www.uonuma-no-sato.jp/
※元旦のみ全施設休業/little M. &FORESTは火曜定休/さとや、さとやベーカリーは第2・4火曜定休
※臨時休業している施設がある場合があります。HPでご確認の上お越しください。

1.そば屋 長森
2.菓子処 さとや
3.つつみや八蔵(はちくら)
4.てっぺん
5.八海山雪室
6.八海山みんなの社員食堂
7.猿倉山ビール醸造所
8.little M.
9.YUKIMURO WAGYU UCHIYAMA