雪国、362日の物語。
『山菜のこと』
山菜ほど「雪国」の四季を象徴しているものはありません。
雪が解ける春に収穫し、夏から冬にかけ保存し、食する。
その四季のサイクルはまさに自然と共存してきた雪国の暮らし、そのもの。
当地にいらしたら、ぜひ山菜を食べ、雪国の362日を感じてください。
乾燥品[ぜんまい編]
- 水を鍋に入れて、そこに乾燥したぜんまいを入れる。
お湯になり沸騰する前に火を止める。その際強火で早めに煮立たせてあくを抜く。弱火だとシャキシャキ感が薄れてしまう。(沸騰させないのがコツ)(※写真1) - お湯を自然に冷まして、その後水を変えて浸し、繰り返しあくを抜く。
- 一緒に炒める具材を切る。(ぜんまい、ワラビ、あざみ、水菜、車ふ、こんにゃく、唐辛子、南蛮など。) 山菜を3~4㎝位に切りそろえ、炒めやすくする。(※写真3)
- 油をひき、水をよく切った食材を入れ火が通るように良く炒める。調味料を入れ、食材になじんだら最後に赤唐辛子を刻みまぶす。(※写真4)
- 盛りつけて出来上がり。(※写真5)
【材 料】ぜんまい・ワラビ・アザミ・ウド・竹の子 など
【調味料】醤油・めんつゆ・みりん・本だし・砂糖
塩漬け品[ワラビ・ウド編]
- 水を鍋に入れて、そこに塩漬けしていたものを入れる。お湯になり沸騰する前に火を止める。(沸騰させないのがコツ) (※写真2)
- その際強火で早めに煮立たせてあくを抜く。弱火だとシャキシャキ感が薄れてしまう。
- すぐに1回お湯を捨て、次に水を入れてあくが抜けるまで繰り返す。
- 次に具材を切り、炒め盛りつけて出来上がり。(上記3・4・5参照)
※お湯であく抜きをしてからの②の工程の差がぜんまいとワラビ(ウド)にはある。その後の処理で歯ごたえが違うとの事。